南浦和の家 (健康で生き生きと暮らす!木の家)

基本構想企画書プレゼン
健康で生き生きと暮らす!木の舎
自然環境を大切に、健康を第一に考えた家造り。
地域(埼玉県飯能市)の無垢材(自然乾燥材)を使用し、大工職人の「手きざみ」により構造材を
「あらわし」とした木組み架構の家造り。
設計理念
豊かな自然環境の中で、自然との共生、社会との共生、人との共生を大切に、そこに住む人の人生観 に基づいて、健康で生き生きと暮らせる家造り・・・・。
家造りは文化であると考えます。
高温多湿の日本の気候風土の中で、長い間に培われ自然淘汰され、生き残ってきたものが伝統文化なのです。
「自分らしくどう生きたいか」といった人生観に基づいた価値観での家造り、「自然の中で健康な生活をする」といった価値観での家造りです。
敷地、配置計画
まず次の4つの観点から考察する。
- 地域の特性を十分考慮し、自然を大切にした計画とする。
- 道路付き、隣地の状況、近隣の景観をしっかりと把握した計画とする。
- 家族の動線、来客の動線を整理し機能的で動きやすく無駄のない計画とする。
- そこに住む人の人生観、感性そして「こだわり」を大切にした計画とする。
平面計画
- 南、東の開放を大切に北西からのアプローチとする。
- 傾斜道路付きの高低差を生かし、北東に半地下鉄筋コンクリート造の2台分の家族用駐車スペースを確保し、勝手口、外部収納に接続する。
- この事は道路接続間口からして最優先事項とした平面計画とする。
- 住宅部分の平面構成は1階をパブリックスペース、2階をプライベートスペースに分け、バスルームを2階とした家族の動線と来客の動線が交差しない様に配慮した計画とする。
- ゆっくり、のんびり暮らすといった人生観に基づいた暮らしの場として、単に必要な部屋を並べた間取りではなく、暮らしを楽しむその時々の場の設定としての空間造りとして提案する。
立面計画
- 外部空間、内部空間を一体とした計画とする。
- 南に落葉樹の大きな木を配置し、庇をゆったりと出して夏の日差しを遮り、木陰の様に風通しの良い家とする。
- 玄関アプローチ周りの緑、そして和室に繋がった庭を配置し、外部内部共に違和感のない一体とし、そして繋がりを大切にした、内部の豊かな空間が感じられる外観とする。
構造計画
- 在来軸組み工法2階建てとする。木材は環境への配慮からも地域材を使用し、構造材は全て無垢材 とする。
- 加工は全て地域の大工職人による手加工とする。金物に頼らず、木と木を組むことにより木の特性である利点を生かし、欠点を補う為の手加工である。